長松住宅建材のこだわり  ― 健康住宅 ―

近年、住宅の建築で使用される建材や内装材に含まれるホルムアルデヒドなどの有害物質の使用は、建築基準法で制限され(2003年7月施行)ていますが、現代社会で生活する上では、洗剤や芳香剤などに含まれる化学物質を全く排除して生活することは不可能に近いと言えます。
従って、このような生活上の化学物質は、発生と同時になるべく早く除去することが必要であると思われます。

また、通気性の悪い家、湿気の多い家はカビやダニ、シロアリなどの害虫が発生しやすく、住む人にも家自体にも悪影響を与えます。

ここでは建築施工上において、いかに通気性を良くして住む人の健康に配慮し、また出来るだけ永持ちする家にするにはどうしたらよいかを考えてみたいと思います。

湿気の多い日本の風土には、昔から木造住宅が用いられてきました。
特に、家を建てる場所で育った木は、その場所の環境に適応する能力が備わっています。
松や杉、桧には適当な硬さと柔らかさがあり、調湿効果と家の強度を守るために適した素材であると言えます。

しかし天然木は、湿気の多い所では腐敗しやすく、長持ちしません。
従って木造建築では、間取りの工夫をする事や、塗料を用いて木材を長持ちさせる工夫が大切です。また天然木以外にも、珪藻土や日本古来の畳や障子を使用することによっても、かなり通気性をよくすることが出来ます。

珪藻土

珪藻土とは、珪藻(ケイソウ)という名の植物プランクトンです。
藻の一種であるこの微生物が海中や河川、湖沼などおだやかな水中で発生した珪藻が死ぬと底に沈殿して堆積し、二酸化ケイ素で出来ている殻だけが残り、それが化石化したものが珪藻土です。
そして珪藻土の特長は多孔性であることです。壁材で使う事によって、有害物質を吸収したり、湿度調整機能を持ち、部屋の空気を快適に保つのに優しい素材として使用されています。

湿度調整に

部屋の湿度を快適に保つのに珪藻土が役立ちます。孔を無数に持つ珪藻土は、その孔に湿気を吸着する働きがあるためです。
ただ湿気を吸うだけでなく部屋が乾燥してくると、逆に吸着しておいた湿気を掃き出し、最適な湿度を維持しようとするところ。
結露まで防いでくれるので、カビやダニの発生を防ぎ、健康維持にも貢献します。

防臭に

珪藻土が吸着するのは湿気だけではなく、ニオイの分子まで吸収するので部屋にたまったイヤなニオイを防いでくれます。
湿気と同様にニオイも吐き出しますが、吸着のスピードに比べるとゆっくりなので、人間の臭覚では感知できません。
なのでタバコや料理等のニオイのほか、家具などから発せられる有害な揮発性化合物まで吸着してくれるので、とても安心です。

耐火性に

高温に耐えれる珪藻土は火災に強い素材です。主成分である二酸化ケイ素は熱伝導率が低いので、高温にさらされても周囲への影響は小さく、壁材で使用すれば、もし何かのきっかけで火が着いても延焼を抑えて被害を最小限に抑えてくれます。
火災でビニール製の壁材が燃えて、有毒ガスが発生しその煙を吸ったなどよくありますが、珪藻土でできた壁材ならこういった被害も少なくなります。

和紙

和紙は、「楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)」といったものを原材料としています
これらは、洋紙の原料に比べて繊維が長いので、それを丁寧にゆすることによって繊維同士の絡みを強めることで1枚の紙にしてるものです。 これにより、しなやかで薄くても強いという特徴があります。
同時に、絡めるということは、繊維と繊維の間に微細な隙間が出来ることになります。 これが、空気を給排出する障子の役目や、灯りが漏れ出すランプシェードの役目を果たす要因です。 温かみがある、生きている、と言われるのもこの特性が原因です。

襖(ふすま)

日本古来より部屋と部屋の間仕切りや、押入れ(クローゼット)等にも用いられています。特徴としては、軽いこととその空間の雰囲気により表紙を貼り替えれるので色々なデザインを楽しんだり、無地の和紙を貼り、そこに絵や書を書き込む事も出来ます。繊維間に隙間が数多くあるので、空気の通過性にも優れており、室温が外より高まると熱を外へ放出し、その逆の作用もします。

障子(しょうじ)

襖と同じように部屋の間仕切りとして使われますが、その違いは採光です。優しい光を取り入れることで、その部屋を和ませることができ、障子も様々なデザインが出ているので、障子の張替えもカラフルな色にしたりなど、雰囲気に合わせて楽しむことが出来ます。
障子も吸湿性や換気能力に優れているので、障子を利用する事で有害物質や空気中のホコリ等が吸収され、通気性も良くなります。

畳(たたみ)

湿度が高いと湿気を吸い、低くいと湿気を放出する湿度調節ができ、カビやダニ、シロアリなどの発生も防いでくれて、人に悪い物質の二酸化窒素等も吸着し、空気を綺麗にする力があります。
い草独特の香りは気持ちをリラックスさせる効果もあり、ストレス解消や、精神安定まで色んな良い効果もたらせてくれて、い草には、たくさんの空気が入っており、柔らかい構造から弾力性や耐久性、吸音・遮音効果、夏は涼しく冬は暖かい断熱・保温性に優れています。畳表の感触は赤ちゃんやお年寄りの足裏を刺激し、脳を活性化する効果もあり、転倒時にもショックを和らげます。